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アパートとマンションどっちがいい?違いや定義、騒音トラブルなどを解説。

今回はアパートとマンションの違いを、お部屋探しをする方に向け解説いたします。

お部屋探しの時はまず条件を決めるのですが、その条件の一つとしてこの構造の部分も、組み入れることをお勧めいたします。

結論

  • 価格重視の方はアパート
  • 価格差は約10%
  • 構造、性能重視の方は、RC造

自己紹介

mai

賃貸一筋20年の宅地建物取引士。
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  • 賃貸動向と、実情の把握 
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それでは細かく見て行きましょう。

アパートとマンションの定義は?

まずアパートとマンションの定義ですが、法律上の定義はありません。

あえて定義づけをするとすれば、木造かそれ以外か、となります。

もう少し言うと、アパートは木造や軽量鉄骨造といった構造、比較的小規模の建物を指します。

そしてマンションは鉄骨造やRC造(鉄筋コンクリート造)などの構造となり比較的大規模な建物となります。

鉄筋コンクリート造とは?

まず性能順に並べると

木造 < 軽量鉄骨造 < 鉄骨造 < 鉄筋コンクリート造

といった感じになります。鉄骨造の性能自体はアパートに近く、鉄筋コンクリートだけが別格となります。

鉄骨造は柱や梁が鉄骨なだけで、他は木造と同じような造りとなっている事が多いので、マンションではあるものの、性能としては中途半端な事があるのでご注意ください。

鉄筋コンクリート造とは天井壁床が全てコンクリートで囲まれます。

mai
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コンクリート自体が硬いのはご存知だと思います。

そのコンクリートの中にさらに鉄筋(鉄の棒)を何本も入れて補強するので、この工法の強度はピカイチと言えるのです。

なので今回は、鉄筋コンクリート造(RC造)だけをマンションと呼び、それ以外をアパートと呼び比較したいと思います。

アパートとマンションの特徴、違いは?

マンションの特徴としては、アパートに比べ、一般的には強度や防音性能、機密性が優ります。

強度が違う

高層マンションは基本的には鉄筋コンクリート造が主流となっています。

それだけ強度があり、頑丈で丈夫な工法なのです。

mai
mai

高層アパートというものはあまり見た事ないですよね?

防音性能が違う

またRC造は防音性能が高く、隣接する住人の音をほとんど遮り遮断します。

日常会話程度の音が聞こえてくる事はまずありません。

コンクリートむき出し(打ち放し)のデザイナーズマンション等もありますが、コンクリートの上にさらに壁を作る、二重構造の方が防音性能は高いと言えるでしょう。

ただし共同住宅である以上、無音とまでは言えません

コンクリートは衝撃音を伝達する性質があります。

足音やドアの開閉の音、重低音などの振動音は、上下左右に伝わってしまう場合があるのです。

伝わったとしてもうっすら伝わることが多く、部屋を特定できないレベルの音です。

このわずかな音を気にする人は世の中に一定数存在します。

mai
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少し音がしただけで苦情となる場合があるのです。

こればかりは対策のしようがありません。

契約時に不動産屋に聞くのも手かもしれませんが、住んでみないとわかりません。

トラブルとなってしまった場合は、相手が求めるレベルの改善をするしかありません。

相手の苦情に対抗する方もいらっしゃいますが、完全に解決させるためには、最悪退去するしか方法はないのです。

ちなみに話し声や泣き声などの伝搬音はほぼ遮ります。

おそらく何も聞こえないでしょう。

防音性能が高いことは間違いありません。

共同住宅である以上、響いてくる、響かせてしまう、という事は常に念頭に置き生活をする必要があります。

mai
mai

くれぐれも過信は禁物です。

RC造でも防音設計でなければ、楽器は厳しいです。

音を出す為の、専門器材なので。

気密性が違う

また鉄筋コンクリート造は機密性が高いです。

コンクリートで囲まれた箱の中で生活をするのです。

木の箱の中で暮らすより、確かに密閉感がありますよね。

機密性が高いと何が起こるのか。

隙間風などがなく冷暖房効率が上がるのです。

とにかく効率が良いのでRC造のマンションは、木造と比較すると、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせると思います。

価格が違う

通常、アパートよりもマンションの方が、賃料は高額となります。

理由は建築コストが高いからです。

金額は物件にもよりますが、5〜15%アップとなります。

mai
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10万円のアパートであれば、同等のマンションは11万円です。

鉄筋コンクリート造の弱点は?

ちなみにこの機密性、弱点でもあります。

それは湿気です。

密閉性が高いので、特に冬場は料理やお風呂、室内干しや加湿器など、室内に多くの水蒸気が含まれた状態で部屋が冷えると、結露が発生してしまいます。

RC造だけが、という訳ではないのですが、元々性質として持ち合わせている構造的な弱点なのです。

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特に冬は換気量も減る傾向にあるので、湿気がこもりやすく、結露やカビが発生しやすくなります。

結露やカビが発生しないよう、こまめに換気をしましょう。

また発見したら、きちんとこまめに拭き取り清掃をしましょう。

まとめ

  • 価格重視の方はアパート
  • 価格差は約10%
  • 構造、性能重視の方は、RC造

お部屋探しの際、価格重視の方はアパート、構造、性能重視の方は、RC造でお探しすることをお勧めいたします。

細かい部分で言えばマンションにはエントランスがついたり、オートロックがついたり、エレベーターがつくことがあります。

構造的な要素も加わり、相場としては木造と比較しても一割前後高額となる場合があります。

人気設備ランキングも参考になさってください。

賃貸住宅新聞、人気設備ランキング2021、コロナ禍で人気の理由を解説。

部屋探しはタイミング。

ではまた。

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